昼夜逆転しています。どうすれば規則正しい生活に戻せるでしょうか?
昼夜逆転してしまうのは、気持ちのバランスを取ってるのかもしれません。
私、伊藤も学校に行きにくかった時期があります。
朝起きると、「今日も休む、ということでまた親と喧嘩しないといけない」「仮病を使うためにうそをつかないといけない」「ついた嘘がばれないかヒヤヒヤする」。
そんな気持ちで休んでいるけど、気持ちは全く休んでいませんでした。朝寝ているのが、一番の自分の防衛になっていました。昼夜逆転することで、無意識で自分の心のバランスを取っていたように思います。
もちろん、朝起きて太陽の光を感じるのは心身にとてもよいことです。自律神経が整えられますね。でも「そっか、そうする」なんて、素直に聞ける余裕はないのかもしれません。
でもこのままでいいのか、と不安になりますよね。
タイミングはご本人がよくわかっています。
私は通信制高校サポート校を運営していて、中学生で昼夜逆転をしていて、そのまま進学してくる生徒が毎年多くいます。しかし、昼夜逆転が原因で卒業できない生徒は一人もいません。
もちろん、昼夜逆転が100%なくなるわけではありません。必要な時にはきちんと登校して、不要な時はしっかり夜に起きている、という生活を送ったりしています。夜にゲームや動画を見たりしない人は、生活リズムが整ったりすることもあります。
このように、子どもたち自身が、自分で睡眠サイクルをコントロールできるようになります。
子ども一人ひとりによって、昼夜逆転の必要性は異なります。
無理に直そうと働きかけても喧嘩になることが多いので、「いまは昼夜逆転が必要な時期なのかな」と一呼吸おいて様子を見られても良いかと思います。